戦わない
9月10日は世界自殺予防デーなのだそうだ。
日本では、平成10年以来9年連続で年間3万人を超える自殺者数と発表されている。
大きさがぴんとこなかったので、交通事故の死亡者数を調べてみた。
平成18年の死亡者数 約6300人。
交通事故でなくなる方の5倍の方が自ら死を選ばれるというのはいかにも残念だ。
メンタルヘルスという言葉が定着して久しい。
過労死、過労自殺というものを考えるとき、自己を実現する場としての職場というものの機能が少しおかしくなってしまっているのかと思う。 競争や利益の追求をするときにハードな労働は当たり前で、そこについてこれないものは弱者であると考えることは果たして日本という社会を本当に強くするのだろうか?
そんな疑問にヒントを与えてくれるのが、浜口隆則著「戦わない経営」だ。
「自分の生まれてきた意味を知っている人は強い。
たくさんの人が失敗してしまう中で
あっさりと成功してしまう人がいるのは
自分の居場所を知っているから。
自分の居場所というのは社会から与えられている。
だからその居場所を見つけられた人には責任がある。
使命ができる。
それがミッション。」
戦わない経営とは、戦わないというよりも、戦う必要のないポジションを探そうというスタイルの経営だ。
これは経営にだけいえるのではなく個々人の働き方にもいえるのではないかと思う。自分がもっとも活かされる場所でもっとも活かされる働き方をする。労働量の多寡にかかわらずストレスもずいぶん緩和するのではないかと思う。
そして、その個々がもっとも活かされる場を提供するものが会社であることができれば、会社という社会も多様で耐性の強いものになるように思う。
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